新薬承認情報【2023年秋〜冬】+効能追加情報
セロクエルの服薬指導
今回は統合失調症治療薬のセロクエルの服薬指導をまとめました。高血糖、低血糖、悪性症候群、起立性低血圧の注意、血栓症など伝える副作用項目がかなり多い薬剤です。 セロクエルの基本情報 服薬指導難度 【成分】クエチアピン 【効能・効果】統合失調症...
ドボベット軟膏の服薬指導
今回は尋常性乾癬の新薬であるドボベット軟膏の服薬指導をまとめました。塗り薬ですが血清カルシウム及び腎機能の検査が定期的に必要な点や高カルシウム血症に対する注意を患者に対して行う点に注意が必要です。 ドボベット軟膏の基本情報 服薬指導難度 【...
グラナテック点眼の服薬指導
今回は2014年12月に発売された緑内障・高眼圧症に対する治療薬新薬であるグラナテック点眼液の服薬指導についてまとめました。結膜充血がかなりの頻度で現れることと長期投与でアレルギー性結膜炎・眼瞼炎の発現頻度が高くなる可能性のある点に注意が必...
SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation と服薬指導
2014年6月13日 に日本糖尿病学会「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」は、SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation を発表しました。発表から一年が経過していますが今回はこの内容から薬局薬剤師の服薬指導に関係...
【ARB】ニューロタン(ロサルタン)の服薬指導
今回はARBであるニューロタン(ロサルタン)の服薬指導をまとめました。ARBのなかでも効能・効果に【高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎】を持つことと、添付文書に記載はありませんが尿酸を低下させる作用を有することで知られていま...
ベルソムラの服薬指導
今回は2014年11月に発売された新薬である不眠症治療薬の新薬ベルソムラ(スボレキサント)の服薬指導をまとめました。併用禁忌の薬が多く特にクラリスロマイシンが併用禁忌であることや食直後の服用はTmaxが延長することは把握しておく必要がありま...
クラビットの服薬指導
意外と知られていませんが自動車の運転等に注意する旨を指導する必要があることやカルシウム剤は併用注意に入らないことは留意しておくとよいと思います。また、2019年1月の添付文書改訂で「重要な基本的注意」に大動脈瘤、大動脈解離に関する内容が追記となり、服薬指導の際に説明が必要となりました。
エディロールの服薬指導
今回は骨粗鬆症の薬のエディロール(エルデカルシトール)に関する服薬指導を取り上げます。エディロールは服薬指導の際に特段伝えることが無いように思われがちな製剤です。 しかし、高カルシウムに関連する症状(倦怠感、いらいら感、嘔気、口渇感、食欲減...
トリアムシノロンアセトニド軟膏はケナログではない
今回のテーマはあまり認知されていないが知っておいたほうがよい製剤を取り上げました。 先日、皮膚科より一般名処方で「トリアムシノロンアセトニド軟膏100g 痒いところ」という処方が出ました。ケナログのことかと思いましたが、調べてみたところ一般...
リウマトレックス(メトトレキサート)の服薬指導とハイリスク加算
今回はリウマトレックス(メトトレキサート)の特定薬剤(ハイリスク薬)管理指導加算を算定する際の服薬指導をまとめました。ハイリスク薬だけあって伝える項目がとても多いため指導せんを取り寄せておくととても役に立ちます。ただし指導せんには出血傾向と...
ロゼレムの服薬指導
今回はメラトニン受容体アゴニストであるロゼレム(ラメルテオン)の服薬指導についてまとめました。プロラクチン上昇に伴う月経異常、乳汁漏出などの説明が必要な点が他の睡眠薬と異なる点です。 ロゼレムの概要 服薬指導難度 効能 不眠症における入眠困...
抗生物質のシロップ剤
医薬品には普段の調剤でほとんど目にすることのない製剤が存在します。今回は抗生物質製剤のシロップ剤が存在するかどうか調べてみました。 抗生剤のシロップ製剤とは 調査した結果、以下の3点の製剤が存在しました。 呼吸器系等の適応があるのはジョサマ...
クレナフィンの服薬指導
今回は2014年9月に発売された新薬であるクレナフィン(エフィナコナゾール)爪外用液の服薬指導をまとめました。1本3.56gという点にも間違えないように注意が必要です。また、開封後12週間経過した場合は使用しないことも忘れずに伝える必要があります。
べピオゲルの服薬指導
今回は新薬のベピオゲル(過酸化ベンゾイル)の服薬指導に関してまとめました。全身性の過敏反応や重度の皮膚刺激症状が認められた場合は中止することを伝える必要があります。 べピオゲルの概要 服薬指導難度 効能 尋常性ざ瘡 用法・用量 1日1回洗顔...
ベタニスの服薬指導
今回はベタニス(ミラベグロン)の服薬指導についてまとめてみました。尿閉とQT延長の副作用を伝える必要がある点に留意が必要です。また、空腹時投与で本剤血漿中濃度が高くなる傾向があり食後投与となっています。 ベタニスの概要 服薬指導難度 効能 ...
アノーロエリプタの服薬指導
今回は2014年9月に発売された新薬のアノーロエリプタ(ウメクリジニウムとビランテロール)の服薬指導についてまとめました。新規の長時間作用性吸入抗コリン剤(LAMA)であるウメクリジニウムとレルベアで使用されている長時間作用性吸入β2刺激剤...
抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン
2012年7月に抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン が刊行されました。 同ガイドラインでは出血の危険度から 「観察」,「生検」,「出血低危険度」,「出血高危険度」の4段階に分類されています。 抗血小板薬はアスピリン、チエノピ...
日本小児アレルギー学会より一般向けエピペン使用のタイミングの新しい基準が掲載
2013年7月24日に日本小児アレルギー学会に「一般向けエピペン®の適応」が掲載されました。学会としてエピペン®の適応の患者さんへの説明や今後作成されるガイドラインやマニュアルはこれに準拠していくことを方針とするようです。 一般向けエピペン...
HbA1cの新目標値の施行とNGSP値の単独表記についてのまとめ
2013年4月23日に日本糖尿病学会より「HbA1cの新目標値と施行について」が「重要なお知らせ」として告知されていました。HbA1cのNGSP値の単独表記、および糖尿病治療におけるHbA1cの目標値の改訂に関する内容です。ポスター/リーフ...