2017年10月24(火)にヒルドイドクリームの製剤的変更をしたものが販売されます。
今回はヒルドイドクリームの変更点と注意点をまとめました。
なお、変更前の製剤は在庫がなくなり次第販売終了となります。
主な変更点は下記の3点です。
① 添加物のチモールがなくなりにおいが軽減
② アルミチューブからポリエチレンチューブに変更
③包装単位が 20gと160gから25gと50gに変更
以下で具体的に説明します。
①添加物のチモールがなくなりにおいが軽減
従来、添加物に含まれていたチモールには特有のにおいがあり、特に顔への使用に敬遠されがちでしたが、これが削除されたことから、チモールのにおいがなくなり、顔面にも使用しやすくなります。
なお、後発品であるビーソフテンクリームには従来より「チモール」が含まれていないため、正直いうと今回の変更は今更感があります。
②アルミチューブからポリエチレンチューブに変更
チューブの材質が従来のアルミチューブからヒルドイドソフトと同様のポリエチレンに変更されたことで、薬剤が絞り出しやすくなりました。
③包装単位が 20gと160gから25gと50gに変更
包装単位が従来の20gと160gからヒルドイドソフトと同様の25gと50gに変更となりました。
また、ジェネリックであるビーソフテンクリームとも単位が同じとなるので、従来に比べてジェネリック変更がやりやすくなるかと思います。
ヒルドイドソフトとヒルドイドクリームの取り間違えの注意
今回のヒルドイドクリームの変更により、ヒルドイドクリーム自体の処方が増える可能があります。
また、従来では、処方箋に20g単位で処方されることが目印となりましたが、今後はヒルドイドソフトと同様の単位となるため、調剤ミスに注意が必要です。
また、現物も従来ではアルミチューブであり、ヒルドイドソフトと判別が容易でしたが、ヒルドイドソフトと同様のポリエチレンチューブとなるため、外観も従来より判別しにくくなるため注意が必要です。
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