ワーファリンとアゾール系薬剤(フロリードゲル等)の相互作用に関する対応
製剤
モメタゾン点鼻液の過誤注意情報
2019年6月にナゾネックスのGEが発売されたことで、ジェネリックの処方や一般名処方が出てきているかと思いますが、現在一般名が下記の4種類存在しているので注意する必要があります。
ジェネリック製剤のうち「MYL」製品のみ、一般名が異なっており先発と比べてgが軽くなっています。
オキシコンチン錠とオキシコンチンTR錠の違い
今回は2017年12月に発売した粉砕・溶解が困難な乱用防止製剤であるオキシコンチンTR錠と、従来製剤であるオキシコンチン錠の違いをまとめました。 TR錠は乱用防止を目的とした製剤であり,その点以外は従来品と同じだと思われがちですが、食後投与...
一硝酸イソソルビドと硝酸イソソルビドの違いと注意点
今回は一硝酸イソソルビドと硝酸イソソルビドの違いと注意点をまとめました。 一硝酸イソソルビド製剤(アイトロールなど)のほうが、硝酸イソソルビド製剤(フランドルなど)に比べて、処方される頻度は高いかと思いますが、「一硝酸イソソルビド製剤」と「...
ペンニードルプラスの特徴と32Gテーパーの違い
今回は2016年12月に発売されたペンニードルプラスの特徴と従来のペンニードル32Gテーパーとの違いをまとめました。 この発売に伴い従来のペンニードル32G テーパーは2018年2月に販売終了となります。今後は痛みの軽減と使いやすさが向上し...
ロコアテープの服薬指導
今回は2016年1月に発売された新薬であるロコアテープの服薬指導をまとめました。貼付剤でありながら経口NSAIDと同じような禁忌や相互作用を有するため、非常に注意が必要な薬剤です。 ロコアテープは基剤を工夫することによって経皮吸収性を高め、...
名前不明の貼付薬がある場合の対応
今回は患者の併用薬として名前不明の貼付薬がある場合の対応をまとめました。 名前不明の貼付薬がある場合、多くは消炎鎮痛剤であるNSAIDsの貼付である場合が多いかと思いますが、中にはビソノテープやニュープロパッチなどの例があるため、まず薬効を...
クロタミトン過敏症のある場合の注意点
今回はオイラックスクリーム(クロタミトン)に対して過敏症をもつ場合に注意が必要なことをまとめました。オイラックスクリームの成分であるクロタミトンは主成分としてだけでなく、添加物として多くの外用薬に含有されています。 クロタミトンに過敏症があ...
ピモベンダンの小児用量
今回はピモベンダンの小児の心疾患に対する投与量を調べたので覚え書きついでにご紹介します。ピモベンダンは添付文書上の小児等への投与の項目には「低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない」とだけ記載されており、投与量...
亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏の違いと注意点
今回は薬剤師であればほとんどの方が調剤したことのある亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏について、その違いと調剤上の注意点を取り上げます。 亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏の違いは主成分である「酸化亜鉛の含有量」の違いだと思われがちですが、実際は「軟膏の基剤」...
ネリゾナクリームとネリゾナユニバーサルクリームの違いと一般名処方の注意点
以前の記事で、「一般名処方のトリアムシノロンアセトニド軟膏はケナログではない」ということを話題にしましたが、今回はネリゾナのクリーム製剤にあたる一般名処方である「ジフルコルトロン吉草酸エステルクリーム」に関して注意が必要なことと、ネリゾナク...
乳酸カルシウムの錠剤 粉が飲みにくい患者に
乳酸カルシウムといえば一般的には粉末の製剤であり錠剤の製剤があることはあまり知られていません。今回は乳酸カルシウムの錠剤の製剤である乳石錠500mg「ファイザー」を紹介します。 乳酸カルシウムとは 添付文書上は乳酸カルシウムの効能・効果は「...
トリアムシノロンアセトニド軟膏はケナログではない
今回のテーマはあまり認知されていないが知っておいたほうがよい製剤を取り上げました。 先日、皮膚科より一般名処方で「トリアムシノロンアセトニド軟膏100g 痒いところ」という処方が出ました。ケナログのことかと思いましたが、調べてみたところ一般...
抗生物質のシロップ剤
医薬品には普段の調剤でほとんど目にすることのない製剤が存在します。今回は抗生物質製剤のシロップ剤が存在するかどうか調べてみました。 抗生剤のシロップ製剤とは 調査した結果、以下の3点の製剤が存在しました。 呼吸器系等の適応があるのはジョサマ...