今回は「自己研修」により、認定薬剤師単位を無料取得できる方法をご紹介します。
通常の研修会であれば、受講料や交通費がかかりますが、自己研修の場合は費用負担なく、インターネット上の入力で単位を取得し、受講シールを印刷することができ、送料すらかからないため有用です。
ただし、取得上限は残念ながら「年間5単位まで」となるため注意が必要です。
自己研修申請の流れ
具体的には下記の流れとなります。
1.薬剤師研修支援システムにログインする
2.自己研修の内容の入力
3.申請結果の通知
入力の仕方や留意点について下記のページの「グループ研修・自己研修の申請手順について(PDF)」というpdfをみるのがわかりやすいかと思います。
日本薬剤師研修センター 薬剤師研修支援システムでの単位請求方法(グループ研修・自己研修のみ)
1.薬剤師研修支援システムにログインする
日本薬剤師研修センターのホームページの画面右上にある「薬剤師研修支援システム」からログイン画面に移動できます。
今まで登録したことがなければ新規登録(個人情報登録)をして、「薬剤師研修支援システム」にログインします。
<参考> 新規(個人情報)登録の方法
2.自己研修の内容の入力
ログイン後にメニューの「受講単位申請」より必要事項を入力し、(必須項目のみで問題ないです)「次へ」をクリックすると確認画面がでるので「申請」をクリックすると申請が完了します。
なお、「研修成果」の項目は1000文字を超えると「次へ」をクリックし次の画面に進んでも「1000文字を超えています」とコメントが表示され提出できないので、この場合はコメントがでなくなるまで、文字を削る必要があります。
また、「研修時間(合計)」の項目は自己研修の場合は4時間以上で入力する必要があります。
もし、1つの自己研修だけでは4時間に満たない場合は、他の自己研修とあわせて、トータルで4時間以上にして申請することもできます。
グループ研修・自己研修 受講単位請求時の評価基準
グループ研修・自己研修における受講単位請求の申請評価は、以下の基準で行われています。
●目的・課題が明確に記載されていること。
●研修成果の記載について
・感想、研修課題の列記は研修成果とは評価しない。従って、研修課題に基づき、そこから具体的にどのような理解が得られたのか、どのような情報を得たのか、自分が学び取った内容を記載すること。・成果が要領よくまとめられていること。
(1単位の請求(グループ研修の場合は2時間分、自己研修の場合は4時間分)につき、250~500文字程度にまとめて、研修成果欄へ記入してください。)
※上記、記載要領を満たしていない場合、修正のうえ再提出が可能です。
3.申請結果の通知
申請後、およそ2ヶ月前後で受講単位申請の結果が「薬剤師研修支援システム」に登録しているメールアドレス宛に届きます。
承認であれば、「薬剤師研修支援システム」にログインし、受講シールを印刷し、薬剤師研修手帳の自己研修の欄に貼付します。
どんな人におすすめか
この自己研修は、能動的に勉強できる薬剤師におすすめです。自分で学んだ内容をまとめるだけで、完全に無料で単位がもらえるため利用をご検討されるとよいかと思います。
認定薬剤師の更新は3年毎で合計30単位、かつ毎年5単位以上必要ですが、私は自己研修分の取得上限である年間5単位×3年の計15単位をこの方法で取得しています。
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