2013年4月23日に日本糖尿病学会より「HbA1cの新目標値と施行について」が「重要なお知らせ」として告知されていました。HbA1cのNGSP値の単独表記、および糖尿病治療におけるHbA1cの目標値の改訂に関する内容です。ポスター/リーフレット/チラシも作成されているので参考になりました。(最下部の参考・引用よりご覧ください)これを機会に現在の状況の要点をまとめてみました。
以下のHbA1cは特別の記載がない限りNGSP値となります。
(大まかには、従来のJDSに0.4%加えたものがNGSPになります。)
①2013年4月より特定健診等においてNGSP値が単独使用されている。
②2014年3月末までに日常臨床等においてもNGSP値の単独表記となる。
③HbA1cが6.5%以上が糖尿病の基準となる。
④血糖コントロール目標が従来の優、良、可、不可から3段階へと改訂
(平成25年6月1日より施行)
血糖正常化を目指す際の目標⇒6.0%未満
合併症予防のための目標⇒7.0%未満
(副作用などで)治療強化が困難な際の目標⇒8.0%未満
以上となります。個人的には④のHbA1cの目標値の改訂はわかりやすくなり、大歓迎ですね。
(参考・引用)
1)HbA1cの新目標値と施行について
http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=41
2)糖尿病治療ガイド2012-2013 血糖コントロール目標改訂版(抜粋)
http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11
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