
2025年7~8月分のDSUのなかから薬局薬剤師に関係がありそうな薬剤を抜粋してまとめました。
今回はそれほど大きな改訂はありませんでした。
①メルカゾール(チアマゾール)【重大な副作用】
重大な副作用に「急性膵炎」が追加となりました
<重大な副作用>
急性膵炎(頻度不明)
上腹部痛、背部痛、発熱、嘔吐等の症状、膵酵素異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
②【重大な副作用】
・セマグルチド製剤(リベルサス錠、オゼンピック皮下注・ウゴービ皮下注)
・チルゼパチド製剤(マンジャロ皮下注・ゼップバウンド皮下注)
・リキシセナチド配合製剤(ソリクア配合注ソロスター)
重大な副作用に「イレウス」が追記されました。
なお、今回改訂されていないビクトーザ皮下注については従来から重大な副作用に「腸閉塞」の記載があります。
<重大な副作用>
イレウス(頻度不明)
腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
③スニチニブ(スーテント)【重大な副作用】
重大な副作用に「高アンモニア血症」が追記されました。
<重大な副作用】>
高アンモニア血症(頻度不明)
肝機能異常を伴わずに、高アンモニア血症があらわれることがある。
意識障害が認められた場合には、血中アンモニア値の測定を考慮すること。


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